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2007年9月

2007年9月29日 (土)

コンビニの店員を出向させよう

来週から国会が再開されます。
自民党にとって予定通りなのか、もしくは本当に突発的なのか分かりませんが、参議院選挙の期間も含めると結果として3か月に亘って政治が空白になりました。
3か月前を思い出してみると、最大の政治問題となっていたのが年金でした。おそらく今でも国民の最大の関心事でしょう。

今朝、舛添厚労相がテレビに出演して年金に関する発言をしました。


舛添要一厚生労働相は29日、社会保険庁職員らによる国民年金保険料などの着服の再発防止策として、全国の社会保険事務所で実施している保険料徴収の窓口業務の廃止を検討する考えを表明した。

舛添氏は同日の民放テレビ番組で「窓口で掛け金を払うのを一切やめさせる。コンビニで払うとか、郵便局や銀行からの引き落としにすれば問題ない」と言明。

その後、都内で記者団に「窓口で支払う人はわずか1.7%だが、口座を持たない人の対応も含め、早急に具体案を検討したい」と述べるとともに「職員が現金決済にかかわるから不正の問題が起きた。役所が信用されないのは残念だが、少なくとも横領はできなくなる」と強調した。

社保庁職員や、かつて年金保険料収納事務を扱っていた市区町村職員による着服総額は約4億1300万円に上っており、舛添氏は発生から7年未満の9件について、刑事告発などの対応を検討している。

[2007年9月29日14時26分 nikkansports.com]


社会保険庁の窓口では保険料を払えなくなるそうです。
そうすれば横領はできなくなると。
確かにその通りですが、情けなくないですか。
大臣としてこんな解決策でいいのでしょうか。
自分の部下たちは泥棒だと言っているようなものです。
そして、社保庁職員よりもコンビニの店員の方が仕事ができるということですね。

ただ、保険料の横領は年金問題の枝葉のようなもので、問題として重要なのは保険料の流用や、そもそも今の年金制度が継続可能かどうかということです。

こういう根本的なことにはなるべく触れずに、世間の目を職員の不祥事に惹き付けて、その間に何とか民営化に逃げ込もう、というのが自民党の思惑だろうと思います。
国会が始まるとそんなにうまくはいかないとは思いますが、マスコミの報道姿勢も怪しいですから、野党や国民が注視することが必要になります。

まあ、民主党も長妻議員をはじめとして、年金問題には力を入れるでしょうから、テロでもなければマスコミも大きく取り上げるとは思いますが‥‥。

舛添大臣によりますと、社保庁の窓口で保険料を支払う人は全体の1.7%とのことです。少ないとはいえ、窓口での支払いができなくなると、この人たちは不便になります。
「国民的人気」の舛添大臣が国民を切り捨ててはいけません。ですから、窓口での支払いは続けましょう。


その代りに、コンビニの店員を社保庁に出向させてはいかがでしょうか。

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2007年9月28日 (金)

「カイカク」の正体が現れる

10月1日から「小泉カイカク」の本丸と言われた郵政民営化がスタートします。今朝のテレビでは「利用者にメリットがほとんどない」などと言っていましたが、何を今さらという感じがします。
「小泉カイカク」によって、何が変わるのか「B層」の方々にもはっきり見えてくると思いますが、この機会に、選挙がいかに大事であるか分かってもらえると良いのですが。

自民党はこの国は成長している、成長路線は間違っていないと自画自賛していますが、いわゆる世間にはこれを実感していない人が多いと思います。
それを証明するこんな記事がありました。


民間企業に勤める人が昨年1年間に受け取った平均給与は434万9000円と、前年を1万9000円(0.4%)下回り、9年連続でダウンしたことが27日、国税庁の民間給与実態統計調査で分かった。

一方、給与から天引きされた所得税は、定率減税の一部廃止により総額9兆8925億円と前年より10.4%増えた。企業業績は好転しているが、個人が景気回復を実感できない状況が続いている。

1年間を通じて勤務した給与所得者は、前年より9万1000人(0.2%)減り、4484万5000人。給与総額も前年を1兆2626億円(0.6%)下回り、195兆153億円だった。

男女別の平均給与は、男性が9年ぶりに前年比0.1%の増加に転じ、538万7000円、女性は0.7%減の271万円。全体の給与の減少は、派遣社員やアルバイトが増加する雇用形態の変化も一因とみられる。

給与を階層別にみると、300万円以下の割合が前年に比べ1.2ポイント増える一方、1000万円超の割合も0.2ポイント増え、格差が広がりつつある傾向をうかがわせた。

[2007年9月27日21時38分 nikkansports.com]


記事の内容は、これまでも言われていたことを裏付けているだけに過ぎません。
個人の給与は上がっていない。
「ワーキング・プア」と呼ばれる人たちが増えている。
給与所得者間も格差が広がっている。
改めて、このようなことが証明されました。

確か今年の6月に住民税の負担が増えた時、政府は所得税の負担が減ったので税負担の総額は変わらないと説明していました。
もし政府の言う通りに今年の税負担の総額が変わらないとしても、既に昨年所得税の負担が10.4%も増えていると記事中にあります。

これは定率減税の廃止によるものとはいえ、実質増税です。
国から地方への税源の移譲と同時に、事実上の増税を行う。
これが「小泉カイカク」の実態のごく一部です。
そして、来週からは事実上の手数料値上げである、郵政民営化が始まります。

小泉純一郎氏は先日の自民党総裁選に出ませんでした。
今後も表舞台に出てくることはほとんどないでしょう。普通の神経をお持ちであれば「小泉カイカク」が進めば進むほど、出にくくなるはずです。

それでもまだ「カイカクを止めるな」という自民党の議員達がいます。
福田内閣の支持率を見ても「B層」もいまだに健在のようです。


ということは、小泉純一郎は不滅です‥‥‥か?

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2007年9月27日 (木)

死刑執行も「カイカク」しますか?

福田内閣の支持率が良かったそうです。もちろん、支持率と言ってもまだ何もしていませんが。それでも支持率は低いよりも高い方が良いわけです。なぜなら、これから下がっていくのを見ていく楽しみがありますから。


福田内閣発足を受けて共同通信社が25日夜から26日にかけて実施した全国緊急電話世論調査の結果、内閣支持率は57.8%だった。発足直後としては1991年の宮沢内閣以降、小泉、細川、安倍、橋本各内閣に次ぐ5番目の高さとなった。不支持率は25.6%。再優先すべき課題としては「年金などの社会保障」が43.3%を占め、以前高い関心を集めた。

11月1日で期限が切れる海上自衛隊によるインド洋での給油活動については「延長すべきだ」が49.6%と半数近くに上り「延長すべきでない」が39.5%。今月中旬の前回調査に比べ延長賛成が1.7ポイント増え、延長反対は3.0ポイント減少した。

内閣支持の理由は「ほかに適当な人がいない」が34.5%で最も多く、次いで「首相を信頼する」が28.1%だった。

[2007年9月26日20時8分 nikkansports.com]


安倍内閣との差は何なのでしょうか。
確かに、安倍首相個人にも問題はあったとは思いますが、結局、2週間近くも総裁選から組閣まで自民党の話題でマスコミ、特にテレビを独占すれば、福田氏や麻生氏の顔も売れ、少しは人気も出るということでしょう。
それにしても最大の支持理由が相変わらず、「ほかに適当な人がいない」というのがいいですね。

さて、順調にスタートしたかに見える福田内閣の中で、早くも問題を起こしそうな楽しみな大臣がいます。


鳩山邦夫法相は25日、内閣総辞職後の記者会見で、死刑制度について「判決確定から半年以内に執行するという法の規定が事実上、守られていない。法相が絡まなくても、半年以内に執行することが自動的、客観的に進む方法がないだろうか」などと述べた。法相の信条や宗教的理由で左右される現状に疑問を呈した形だ。

鳩山法相は「(執行命令書を出す)職責から逃げようというのではなく、『次は誰を執行』という話題になることがいいとは思えない。(確定の)順番なのか、乱数表なのか分からないが、自動的に進んでいけば『次は誰』という話にならない」と続けた。また、法務省が執行の対象者を公表しない現状については、「遺族感情や他の死刑囚の心情などがある」と、公表になじまないとの見解を示した。

[2007年9月25日 毎日新聞 夕刊]


鳩山氏は、福田内閣で法相に再任された後、この発言の内容を若干修正されましたが、基本的な考え方は変わらないようです。

私は死刑制度には反対の立場ですが、日本が法治国家であるならば、法律がある限り法に則り執行するしかないと考えています。
つまり、法の規定が判決確定から半年以内の執行を求めているのならば、そうすればいいだけのことです。法相が執行命令書を出せばいいだけです。

問題なのは「歴代の法相はなぜそうしなかったのか、できなかったのか」ということです。
理由は法相の信条や宗教的なこと、などという個人的なことだけではないはずです。
それを隠して言わないから話が分かりにくいのです。

いずれにしても、鳩山法相がそのことに不満があるならば、判決確定から半年以上経過している未執行の死刑囚に対して、執行命令書を出せばいいのです。
それができないで能書きを言っているだけならば、職責から逃げていると言われてもやむを得ないだろうと思います。

最近、世の中には犯罪に対して厳罰化を求める動きがあるように思います。
それに対して、政治家をはじめ、公務員に対しての刑罰が比較的軽いように私は感じています。
そして、再来年には裁判員制度が始まり、国民も死刑判決にかかわりを持つ場合が出てきます。
そんな時に、逆に法相は死刑執行にかかわりたくないなどと言い出しています。

それなら、自民党の皆さんのお好きな「カイカク」ということで、死刑の執行も「官から民へ」、民間に任せたらどうでしょうか。
判決から執行まですべてを民間に任せる。
既に民間の刑務所もありますから、「カイカク」をもう少し進めるだけでできそうです。


ただ、参加する業者があるかどうかは知りません。

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2007年9月26日 (水)

生き残るなら地域政党

7月29日の参議院選挙後に選挙制度についての記事を4回書きました。その主旨は、現在の衆議院の選挙制度のもとでは、まず少数政党が消滅してしまうということ。そして二大政党制になるよりも、一党が圧勝してしまうということです。

ですから比例代表の部分を増やし、少さな政党でも当選できるようにして、多様な意見を国会に反映させるというのが私の考えだったわけですが、さすがに政党の中でもいろいろと考えている政党もあるようで、共産党が今後の選挙では今までのように全選挙区には候補者を立てないことにしたようです。
これについては、「今頃気がついたのか」という感じはしますが、それでも一つの進歩でしょう。

個々の政治家も「選挙に落ちればただの人」ですから、それぞれの立場でいろいろとお考えのようです。


安倍に、福田に、と代わるたびに愛嬌を振りまいている片山さつきや佐藤ゆかりらと比べたら、同じ小泉チルドレンでも杉村太蔵クン(28)はまだマトモじゃないか。チルドレンの勉強会でも武部元幹事長に公然と反旗を翻したのだから。そのタイゾーが自民党を離れて、次の選挙は北海道の鈴木ムネオ新党から出馬するとの情報が駆け巡っている。

[2007年9月26日 ゲンダイネット]


確かに今の選挙制度ですと少数政党は不利なのですが、唯一生き残れる少数政党がいわゆる地域政党だと思います。
衆議院選挙の比例区は地域ブロックごとになっていますから、その地域で一定の支持があれば生き残ることができます。
もちろんあくまでも現在の制度が続けばの話ですが。

ゲンダイネットの話が本当だとすると、タイゾー君、いいところに目を付けました。もともと彼は比例区の選出ですから地盤がありません。その上、今回の総裁選では麻生氏に入れたようですから、今後自民党にいても次回の選挙はあまり期待できません。
その点、ムネオ新党なら比例区で1~2人当選する可能性がありますから、議員を続けられるかもしれません。

彼はまだ若いし、幸か不幸か大した政治の知識もないので、これからの努力次第ではそれなりの政治家になれるでしょう。
そのためには早いうちに自民党を出ることをお薦めしたいところです。


それにしても小泉チルドレンとはよく言ったものです。

杉村太蔵氏が一番「マトモ」だというのですから。

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2007年9月25日 (火)

批判するより褒め殺しで

一昨日の自民党総裁選で新総裁となった福田氏は昨日、党の4役を以下のように決めました。

幹事長‥‥‥‥‥伊吹文明文部科学相(69)
政調会長‥‥‥‥谷垣禎一元財務相(62)
総務会長‥‥‥‥二階俊博・再任(68)
選挙対策総局長‥古賀誠元幹事長(67)

この人事に対して、野党各党がそれぞれ感想を述べています。


野党各党は24日、自民党総裁選で福田康夫総裁を支持した派閥の領袖を4役に起用した人事に「古い自民党の体質がむき出しになった」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと指摘し、対決姿勢を強めた。

鳩山氏は都内で記者団に「びっくりするほどの派閥談合人事だ。ここまで派閥にこだわるのも大したものだ」と皮肉を込めた上で「自民党が国民本位の政党になるのは、とても不可能だ」と断じた。

社民党の福島瑞穂党首は共同通信の取材に「派閥領袖を要所に据えるという延命のための内向きの布陣だ」と強調。「政治とカネの問題が指摘されている伊吹文明氏の幹事長起用は、この問題に取り組む考えがないとの姿勢の表れだ。新しくできた『まったく古い自民党』と対決する」と意気込みを見せた。

国民新党の亀井久興幹事長は「大きな政策転換は期待できない。参院選の民意に応えるようなメッセージはない。早期に予想される衆院選までのつなぎという見方はぬぐえない」と評した。

共産党の穀田恵二国対委員長は「内閣なら別だが、他党内の人事へのコメントは控える」と述べた。

[2007年9月24日16時29分 nikkansports.com]


個人的な評価をしますと、ベストのコメントは共産党の穀田氏です。他党の人事にコメントはしない、これでいいと思います。
他の方々もコメントの内容は尤もですが、今さら言うまでもないことです。
それに最初から評価が低いというのは、逆に言えば上がっていく可能性が大きいわけですから、野党としても得策ではありません。

「自民党が国民本位の政党になるのは、とても不可能だ」このように、民主党の鳩山幹事長は言います。
また、国民新党の亀井幹事長は「(自民党に)大きな政策転換は期待できない」と言っています。
これらは、今や国民の多数が分かっていることだと思います。ですから自民党の支持率は下がってきているのです。
党全体の評価が下がると、こういう人が期待されることになります。


「残業代が出なかったら、あほらしくてさっさと家に帰るインセンティブ(誘因)になる」。舛添厚生労働相は11日の閣議後の記者会見で、一定条件を満たした会社員を労働時間規制から外すホワイトカラー・エグゼンプション(WE)についての持論を展開した。

政府は、さきの通常国会に提出した労働基準法改正案にWEを盛り込むことを目指したが、労働組合などが「サービス残業を助長し、過労死が増える」と反発。「残業代ゼロ法案」との批判を浴び、断念に追い込まれた経緯がある。

舛添氏は、WEの真意は「パパもママも早く帰って、うちでご飯を食べましょうということだ」と説明し、「家族だんらん法案」「早く帰ろう法案」などの名前にすべきだったとした。

(以下略)

[2007年9月11日19時44分 asahi.com]


確かに「残業代ゼロ法案」などという名前の法案が通る見込みはゼロでしょう。
「家族だんらん法案」「早く帰ろう法案」という名前ならば通ったかもしれない、などと、この人は本気で思っているのでしょうか?
批判されたのは法案の名前ではなく内容だと、いまだに分かっていないのでしょうか。
逆に、分かっていながらそのままで通そうとするのは、さらに悪質ですが‥‥。

マスコミは改造した安倍内閣全体は批判しても、舛添氏だけは盛んに持ち上げていました。
いろいろ発言させると面白いから取り上げているのならともかく、本当に手腕に期待している人がいるのが笑えます。
自民党全体に対する期待値が地に落ちてしまった感じがします。

今日、明日には福田内閣が誕生するようです。
もちろん大した期待はできません。
しかし野党の皆さんは、ここでハードルを下げてはいけません。

「さすが『チーム自民党』だ。実力者を適材適所に配置している。この内閣ならテロ特措法も止め、郵政民営化も凍結し、年金の信頼も回復し、格差の解消もできる。これで、国民の生活も楽になる。素晴らしい内閣だ」などと、持ち上げておきましょう。
そうすれば、できない政策は全てマイナスになります‥‥か?

できるだけハードルを高くしておかないと、口先だけの大臣のパフォーマンスに簡単に騙されてしまいますよ。

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2007年9月24日 (月)

首相経験者としての心得

昨日行われた自民党の総裁選で、福田康夫元官房長官が麻生太郎幹事長を330票対197票で破り第22代総裁に選ばれました。予想された通りでした。
福田新総裁は明日、国会で第91代首相に指名される予定です。
内政は課題が山積ですが、海外の評判はそれほど悪くはないようです。
71歳とはいえ首相としては新人ですから、私なりに温かい目で見守っていこうと思います。

総裁選の開票後に、入院中で不在者投票をした安倍首相のメッセージが読まれたそうです。


入院中の安倍晋三首相は23日の自民党両院議員総会にメッセージを寄せ、「臨時国会冒頭の大切な時期に職を辞し、政治空白を招いたことを、自民党所属国会議員、党員・党友、すべての国民の皆さまに心よりおわび申し上げます」と陳謝した。

その上で「新総裁のリーダーシップの下、国民のための政策を力強く進めていくことを期待します」と強調。退陣後に関しては「1人の国会議員として力を尽くしてまいる所存です」と、国会議員の活動を続けていく意向を示した。

首相は体調が回復しないことから総裁選投開票が行われた両院議員総会の欠席を決め、22日に不在者投票していた。メッセージは総裁選開票後代読された。

[2007年9月23日21時42分 共同通信]


安倍氏は今後も国会議員としての活動を続けるようです。
安倍氏にとってラッキーなことに自民党には首相の経験者が何人かいますので、そういった先輩方の行動を手本にしながら議員活動を続ければ良いでしょう。
そういえば先輩はこんな活躍をしていました。


26日の衆院本会議で、自民党の森喜朗元首相と小泉純一郎前首相がダイエット論議に熱中のあまり、民主党提出法案に「賛成」してしまうハプニングがあった。民主党議員から「ありがとう」との声が飛ぶ一方、与党席には苦笑いが広がった。

両氏は隣同士で議場最後列に陣取る。「体重が100キロを切った」と森氏が今年始めから取り組んだダイエットの成果を披露したところ、小泉氏は「私は初めて60キロを超えた。森さんの肉がこっちに来た」と応じた。

2人で笑い合っていたところ、河野洋平衆院議長が採決を宣言。2人は政府案と勘違いしてあわてて起立したが、実は政府提出の雇用対策法改正案に対する民主党の対案だった。

衆院事務局によると、起立採決は事前に会派としての賛否を決めるため、記録上は自民党は民主案に全員が反対となる。民主案は否決され、その直後に可決された政府案の採決で、2人は再び起立した。

[2007年4月26日19時51分 毎日新聞]


安倍氏と違って、間違いなくこの人たちの胃腸は丈夫でしょう。
そういう意味では手本にしていいのかもしれません。
それ以外では、この連中は見習わない方が良さそうです。

安倍首相はこのところずっと叩かれていましたが、人の噂も75日といいます。
これからは他の首相経験者と同じように、お気楽な議員活動を送ることが体調にもよろしいかと思います。


それとも森氏、小泉氏と一緒に「3バカトリオ」でも組みますか。

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2007年9月23日 (日)

母子殺害で無期懲役

光市母子殺害事件の集中審理が終わった翌日、仙台地裁で、ある母子殺害事件の判決が言い渡されました。
夕刊に非常に小さく扱われたこの事件について、読売新聞から転載します。


宮城県名取市内のアパートで今年1月、無職工藤真紀さん(当時36歳)と長女の敬花ちゃん(当時3か月)が殺害された事件で、交際相手の女性とその間に生まれた子供に対する殺人の罪に問われた同県亘理町逢隈田沢、無職安田敬被告(36)の判決が21日、仙台地裁であった。卯木誠裁判長は「幼いわが子の命まで奪い、人命軽視も甚だしい」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。

卯木裁判長は判決で、敬花ちゃんの殺害について、「ほかに現場に誰かが立ち入った形跡はなく、真紀さんが敬花ちゃんと無理心中したと偽装するため、布団を覆いかぶせた」と指摘し、殺害を否認していた安田被告の主張を退けた。

判決によると、安田被告は今年1月1日午後、真紀さんの自宅アパートで、真紀さんの首を革ベルトなどで絞め、さらに敬花ちゃんが寝ている間に、顔に大人用の掛け布団をかぶせ、2人を窒息死させた。

[2007年9月21日14時14分 読売新聞]


この事件は、不倫相手の女性とその間にできた自分の子供を、借金の返済を迫られた男が無理心中を装って殺害したとされる母子殺害事件です。
求刑は無期懲役でした。
そして判決も無期懲役です。
被告側が控訴しなければ無期懲役で確定するのでしょう。

このようにほとんど誰にも注目されない裁判もあれば、全国が注目している裁判もあるわけですが、その裁判の弁護士たちはさまざまな経験をしているようです。


山口県光市の母子殺害事件で、被告の元少年(26)の弁護団に加わっている村上満宏弁護士(愛知県弁護士会)の事務所のネームプレートが、何者かに傷付けられていたことが22日、分かった。村上弁護士の所属事務所は同日までに、器物損壊容疑で愛知県警に被害届を出した。

村上弁護士によると、所属する名古屋法律事務所(名古屋市中村区)の出入り口に掲示したネームプレートが、くぎのようなもので傷付けられているのが8月下旬に見つかった。ほかの弁護士のネームプレートに被害はなかった。

母子殺害事件では、元少年の死刑回避を訴える弁護士への懲戒処分請求が相次ぎ、弁護団のうち4人がテレビ番組で懲戒請求を呼び掛けたとされる橋下徹弁護士(大阪弁護士会)に損害賠償を求め提訴。橋下弁護士は「発言に違法性はない」と反論している。

村上弁護士は「(母子殺害)事件と関係しているかどうかは分からないが、断じて許されない行為だ」としている。

[2007年9月22日21時30分 nikkansports.com]


ネームプレートの傷と裁判での弁護活動との関連性は今はまだ分かりません。
もしかすると、マスコミの論調に煽られた何者かがやってしまったのかもしれません。
ただ、弁護士を非難する言動や懲戒請求などについても同じことですが、煽られたとしてもマスコミは一切責任は取りませんからそのつもりで。
当然、全てが自己責任にされます。

そのうち、マスコミは煽られた人たちを叩く側に回るかもしれません。

その点も気をつけておいた方がいいでしょう。

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2007年9月22日 (土)

「美しい国づくり」は道楽だった

朝刊には「首相の一日」として、首相がどのように前日を過ごしたかが載っています。
ちなみに読売新聞によりますと、昨日、9月21日の安倍首相は、

【午前】10時52分、東京・信濃町の慶応大学病院で、千代幹也内閣総務官。閣議書に署名。
【午後】同病院で過ごす。

以上のように一日を過ごしました。

昨日は安倍首相の誕生日でしたが、入院中の病院に内閣総務官が一人訪れただけで、他には誰とも会っていないようです。
大きなお世話でしょうが、かなり淋しい誕生日となりました。
そして、昨日の午後には与謝野官房長官が記者会見をしています。


与謝野官房長官は21日午後の記者会見で、内閣総辞職を決める25日の閣議に入院中の首相が出席するかどうかについて、「お見えになるかもしれないし、病院にとどまるかもしれない。全く分からない状態だ」と述べ、見通しがついていないことを明らかにした。

[2007年9月22日 読売新聞]


数日後も首相が入院しているかもしれない、全く分からないといっています。
そんな状態の首相に臨時代理を立てなくて良いのでしょうか。確かに安倍首相が入院してから一週間、別に困ったことはありませんが、自民党は政府与党として非常に無責任です。

もし臨時代理を立てると、国会を開かなくてはならなくなり、都合が悪いことがある。だからできるだけ引き延ばしている。
現時点で理由は年金問題か郵政民営化の凍結か、またはテロ特措法にかかわることなのか、はっきりしませんが、自民党は何らかの理由で国会を開きたくない、このように考えると分かりやすい気がします。

この国は首相が欠けてもほとんど問題がないことを、安倍首相は証明してしまいました。
言い換えますと、首相は余計な事をしないでいいわけです。その方が国はうまくいきそうです。
ただ、安倍首相は余計な事をしてしまいました。
その一つが、「美しい国づくり企画会議」です。


政府は21日、日本の魅力を再発見し内外に発信する具体策を検討していた「美しい国づくり」企画会議(平山郁夫座長)を廃止した。安倍首相の退陣表明を受けたもの。会議は4月に設置され、まだ2回しか開催されていなかった。

[2007年9月22日 読売新聞]


会議2回で終了したということです。
おそらく安倍首相の頭の中には、お花畑のような「美しい国」が広がっているのでしょう。
ただ多くの国民にとっては、安倍氏の言う「美しい国」がどのようなものなのか、安倍氏の脳内とともに、謎のまま残ったのではないでしょうか。
そして政府は企画会議そのものを廃止してしまいました。

明日、自民党の総裁選が投開票されます。
情勢から見て、福田氏が総裁に選ばれるものと思われます。
福田氏は「カイカク路線」は継承すると言っています。
「美しい国づくり」は継承しないのでしょうか。


やはりボンボンの道楽だったということですか。

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2007年9月21日 (金)

使い道まで分かるわけがない

無料海上ガソリンスタンドを何としてでも続けたい政府と自民党は、とうとう国連を動かしました。ある意味で、日本政府の力も捨てたものではないと感動しました。ただ、努力する方向が少し違うようですが‥‥。

テロ特措法による給油・給水の問題は、本来、国連を動かすよりも国民に説明をして、国民の理解を得れば良いだけのように思います。
もちろん、そのためには情報の公開が必要です。
4年前のこんな情報が出てきました。


インド洋で活動する海上自衛隊の補給艦「ときわ」が03年、対イラク戦に参加した米空母キティホークに間接的に燃料を提供した問題に絡み、市民団体「ピースデポ」が20日、「『ときわ』から米補給艦に約80万ガロンを給油した」とする米補給艦の航海日誌などを明らかにした。日本政府は当時、キティホークがテロ特措法が前提とする対テロ活動にも従事していたとし、「給油量は20万ガロンで、瞬間的に消費してしまう量。イラク関係に使われることはあり得ない」と説明していた。

給油量の食い違いについて、ピースデポは「議論のためにも正確な情報を公開すべきだ」としている。

ピースデポが入手した文書には、アラビア海を航海中の米補給艦が03年2月25日午前、「ときわ」から約1万9000バレル(約80万ガロン)の艦船用燃料を受けた、と記載されていたという。米補給艦は同日午後、キティホークに給油したとされる。

防衛省の増田好平事務次官は「内容を確認していないのでコメントは控えたい」としている。

[2007年9月21日2時52分 asahi.com]


初めて知りましたが、自衛隊の補給艦は米国の補給艦に給油しているのですね。
つまり、イメージとしては自動車がガソリンスタンドに給油をしに来るのではなく、ポリバケツを持って灯油を買いに来る感じでしょうか。
そうすると、その灯油が何処で何のために使われるのかは分かりません。

2003年当時は、こういう説明をしていました。


イラク戦争に参加した米空母キティホーク(83、960トン)が6日午前9時、事実上の母港の米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に帰港した。1月23日の出港以来、103日ぶり。

トーマス・パーカー艦長は、キティホークの機動部隊がイラク戦争中、海上自衛隊から間接的に洋上で約80万ガロンの燃料補給を受けたことを報道陣に明らかにした。

またベーカー駐日米大使は岸壁で「日本政府や海上自衛隊の支援に感謝している。今後のイラク復興で日本は、人道支援で貢献してほしい」と語った。

イラク戦争でキティホークは、ペルシャ湾北部を拠点に活動。艦載機が500-2000ポンド(227-907キロ)の爆弾や、子爆弾が飛び散るクラスター(集束)爆弾をイラクに投下した。

[2003年5月6日 共同通信]


キティホークの艦長だけでなく、モフィット司令官という人物も燃料補給を受けたと発言していたようです。
当時の福田官房長官は次のように釈明しています。


米第5空母戦闘群のマシュー・G・モフィット司令官が海上自衛隊から燃料補給を受けたなどと発言した問題で、福田官房長官は7日午前の記者会見で、米軍が同司令官の発言内容を否定してきたことを明らかにした。  

福田長官は、「米海軍から『海自から提供を受けた燃料をテロ対策特別措置法の目的以外に使用したことはなく、今後も使用しない。海自からの燃料をイラク攻撃に参加した米空母キティホークなど第5空母戦闘群の艦艇が使用したことは当然ない』との回答があった」と述べた。

[2003年5月7日13時46分 読売新聞]


前日の発言を撤回して、日本政府と米軍が口裏を合わせたことが見え見えです。
これに関しては、国会でも取り上げられています。


米海軍第5空母群のモフィット群司令が海上自衛隊から燃料提供を受けたと発言したことについて、石破茂防衛庁長官は7日の参院決算委員会で「米海軍に確認したところ、イラク攻撃に参加する米艦艇が海自から提供された燃料を使用したことはない」と否定した。山根隆治氏(民主)らの質問に答えた。

防衛庁によると、第5空母群の艦艇のうち、アフガニスタンでの作戦に参加した艦艇への燃料提供はあるが、イラク攻撃への参加艦艇には提供しておらず、米海軍にも確認したという。  モフィット群司令は6日、イラク攻撃から米海軍横須賀基地(神奈川県)に帰還した際、「海上自衛隊の補給艦からオマーンの海上で給油を受けた」と発言。テロ対策支援法ではイラク戦争での対米支援は認められておらず、防衛庁が米海軍に説明を求めていた。   

[2003年5月7日18時51分 毎日新聞]


国会でも当時の石破防衛庁長官は否定をしています。
ただ、キティホークの艦長はイラク戦争中に、海上自衛隊から間接的に80万ガロンの燃料補給を受けたと言っています。
当時のベーカー駐日大使は感謝の言葉まで述べています。
そして今回それを裏付けるような資料が出てきました。

どうも当時の日本政府の説明は信用できなくなってきたようです。
ここは国民に対して本当の情報を公開するか、もしくは開き直るしかなさそうです。


「ガソリンスタンドの店主に灯油の使い道まで分かるわけがない。」
こんな感じでしょうか。

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2007年9月20日 (木)

スーパーティーチャーを知っていますか

安倍首相が力を入れていた政策の一つに教育問題があります。
私は教育問題にはあまり知識もありませんので、教員免許の更新と研修の導入くらいしか理解していないのですが、教育現場はすでにかなり変わっているようです。
調べてみるとこんなニュースが見つかりました。


10年前から生徒への体罰を繰り返し、京都市教委から厳重注意を受けていた市立高校の男性教諭(52)が、市が高い指導力をもつ教師を指定する「スーパーティーチャー」の1人に選ばれていたことがわかった。指定後の昨年秋にも新たな体罰をしていたが、市教委は処分をせず、スーパーティーチャーの指定も取り消されていない。教諭は今月に退職届を提出したが、体罰を黙認したともとれる市教委の姿勢が問われそうだ。

市教委によると、男性教諭は93年にこの市立高に異動。バレーボール部顧問として、チームを府内のトップクラスに育てた。05年9月にはこの実績が買われ、国の中央教育審議会の答申に基づき、優れた技能や指導力を持つ教師を指定する市教委の「スーパーティーチャー」に選ばれた。

一方で、教諭は97年9月~01年7月に、生徒を殴ったり、暴行したりする体罰を3回繰り返し、市教委から注意処分などを受けていた。スーパーティーチャー指定後の昨年秋にも、バレーボール部員2人に体罰を加えていた。

教諭は今年3月から病気休暇に入ったが、市教委は「詳しい事情が聞けていない」として、処分は見送っていた。

教諭は今月14日に「一身上の都合」とする退職届を提出。市教委の清水稔之・教職員人事課長は「退職すれば事実関係は明らかにできない。生徒から事情を聞くつもりもない」として、不問に付す構えだ。

[2007年9月15日23時58分 asahi.com]


暴力をふるった教師に対して、京都市の教育委員会は何も処分をするつもりがないという記事です。
これもどうかと思いますが、それよりも「スーパーティーチャー」って何ですか?


■スーパーティーチャー■

教師の質向上を目指し、中央教育審議会が2005年、高い指導力を持つ教師を「スーパーティーチャー」として位置づけ、他の教師への指導助言や研修に当たる必要があると答申。大阪府や宮崎県など各教委が導入している。京都市教委は約570人の高校教諭の中から、校長の推薦と、市教委指導主事らの面接、勤務実績などを考慮して認証。他の教諭らの模範として公開授業や指導法の助言をする。年に1回更新され、現在は21人。

[2007年9月15日  読売新聞]


つまり「スーパーティーチャー」とは、教育委員会により認証された模範教師ということです。中央教育審議会の答申によるものですから、国のお墨付きがあるわけです。
結局、生徒に暴力を振るっても、国や教育委員会に受けの良い教師が「スーパーティーチャー」に選ばれるということでしょう。

他にも文部科学大臣が表彰する「優秀教員」というものがあり、「スーパーティーチャー」と並んで、これらの選ばれたエリート教員は教員免許の更新の際の研修が免除されるなどの特典があるようです。

教師を競わせるのもいいのですが、上司の顔色を窺っている教師ばかりが出世することになりそうです。
そういうのは教育的にどうなのでしょうか。


「スーパーティーチャー」
名前のセンスもどうでしょうか。
胸には大きく 「S」 と書いておきましょう。

古すぎますか。

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光市母子殺害事件の集中審理

光市母子殺害事件の集中審理が行われています。
一昨日、昨日とマスコミの扱いはそれほど大きくなかったようですが、今日の夕方以降のニュースでは、かなり大きく取り上げられそうです。


マスコミ報道だけでは物足りないという方は、ぜひこちらのブログをご覧下さい。

弁護士・人間・今枝仁…光市事件と刑事弁護


コメント欄でも非常に熱い議論が交わされていますので、お時間のある方はそちらもご覧になると良いと思います。

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2007年9月19日 (水)

テレビ番組に雑音はいらない

安倍内閣は結局、一年ほどしか続きませんでしたが、その短い間に前代未聞と言われるようなことが普通に行われました。
強行採決の連発や所信表明演説の直後の辞任、それから与党の審議ボイコットというものもありました。


衆院決算行政監視委員会で4日午後、民主党の仙谷由人委員長が2005年度一般会計歳入歳出決算などに関し委員会の開会を決めたのに対し、与党が“審議拒否”する珍事があった。委員長と民主党の約10人が待ったが与党は現れず、流会となった。衆院事務局は今回の事態に「聞いたことがない」と話している。

民主党は当初、質疑で安倍晋三首相の出席を求めて、年金記録不備問題や辞任した久間章生前防衛相の原爆投下を「しょうがない」とした発言を追及する構えだったが、与党は拒否した。

首相は、同委員会への出席に関し「国会が決めれば、私は従う考えだ」と説明したが、与党は参院選を控え、質疑に応じることは得策でないと判断したとみられる。
民主党の高木義明国対委員長は「与党が審議拒否するとは。何のための会期延長だったのか。国会軽視も甚だしい」と反発している。

[2007年7月4日 北國新聞]


もう忘れかけていますが、安倍首相は公務員制度改革関連法案を通過させるために、参議院選挙前の国会を延長したわけです。そして会期が残ったため、野党が委員会を開いて年金問題などの質問をしようとしました。そこに与党が出てこなかったということです。確かにこんなニュースがありました。

この時に委員会で質問に立つ予定だったのが民主党の長妻昭氏でした。長妻氏と言えば先日、年金問題を取り上げたTBSの番組に出演していました。
その番組の内容に舛添厚労相が噛みつきました。


舛添要一厚生労働相は18日、民主党の長妻昭衆院議員が出演し年金問題について発言したTBSの情報番組について「政治的公平、公正を欠く」としてTBSに抗議した。

番組は17日放送の「ピンポン!」。舛添厚労相は「(自民、民主の)両方の意見を聞くべきであり看過できない。放送法に違反し、政治的公平を欠き、著しい不利益を被った」と述べた。

17日の放送では「舛添厚労相に出演を断られた」とのコメントがあったが、TBSの社内調査で誤りと分かり、18日の放送で「出演依頼をしていなかった」と訂正し、おわびした。TBS広報部は「抗議を真摯に受け止め対応したいと考えております」とのコメントを出した。

[2007年9月19日 毎日新聞]


TBSがおわびをしていますから、この通りなのでしょう。
しかし、長妻氏だけが出演して年金問題を語ってはいけないのでしょうか。
参院選の前に、長妻氏と自民党の議員(大村秀章氏、片山さつき氏)が年金問題で議論する番組を見ました。
その時の個人的な感想ですが、はっきり言って自民党の議員の発言は時間の無駄です。
ほとんど雑音に過ぎません。

長妻氏が年金の問題点を指摘する、そういう番組に自民党の皆さんは出たくないというのが本音でしょう。
それ以上に長妻氏を始めとして野党には、なるべく発言の機会を与えたくないと考えているものと思われます。

冒頭に挙げた安倍内閣の前代未聞の行為、強行採決の連発、所信表明後の辞任、与党の審議ボイコットには、共通点があるように見えます。
それは、いずれも野党に発言の機会を与えないということです。
安倍内閣を振り返る時、こういう強権的な性格を忘れることはできません。

「私の内閣」ももう少しで終わりです。
というより、あの人まだ首相なんですね。

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2007年9月18日 (火)

敬老の日に増税の話

昨日は敬老の日でした。日本には現在、100歳を超えているお年寄りが3万人以上いらっしゃるとのことです。
長生きすることは良いことですが、それで幸せかどうかはまた別の話です。やはり、年金や医療など国の社会保障制度がしっかりしていないと老後の生活は不安です。

その社会保障制度に関して、敬老の日の昨日、読売新聞の社説が取り上げていました。「敬老の日 社会保障の安定が老後の安心に」というタイトルなのですが、後半の部分だけ転載します。


年金制度は、給付を安定させるため、基礎年金の国庫負担割合を2009年度までに、3分の1から2分の1へ引き上げることが決まっている。ところが肝心の財源はいまだに見通しがつかない。

国民医療費は33兆円を突破した。費用の伸びを抑えるため、高齢者の窓口負担を引き上げたり、医療機関の診療報酬を削減したりしている。こうした医療費抑制策はおのずから限界がある。超高齢社会に必要な医療の財源は、きちんと確保しなければならない。

介護保険制度も、コムスンの不祥事を機に、介護現場の低賃金と、それに伴う人材不足という問題が浮かび上がった。不正請求を一掃し、無駄な給付の削減に取り組むなどしても、介護ヘルパーの待遇を十分に改善するのは難しい。

各制度の現状を打開し、財政基盤を強化するには新たな財源が要る。
それは広く薄く負担し合うしかない。消費税率の引き上げが必要なことは明白だ。ところが政治の場での議論は、一向に進まない。

不安の多い老後では、寿命が延びても喜べない。長寿は幸福、と言い切るには揺るぎない社会保障制度が必要だ。

[2007年9月17日1時36分 読売新聞]


揺るぎない社会保障制度のためには、消費税の引き上げが必要だと主張しています。確かにそれも方法の一つでしょう。自民党の機関紙ならばそれで良いのかもしれません。ただ、他にも考えるべきことはいろいろとあるはずです。

まず、できる限りの情報公開をして、各制度の不正や無駄をなくす努力をする必要があります。。
それから、現在の制度で続けていくことが良いのかどうか。
年金は3年前に100年安心と言っていながら、既に不安なものになりました。
介護保険も始まって7年ほどの間でさまざまな問題が出てきています。

これらは現在の制度が継続可能かどうかをなるべく早く見極める必要があるでしょう。
そして、最終的に増税が避けられないとしても、消費税の引き上げが唯一の方法なのかどうかも検討すべきです。

財政が苦しくなったら増税する。
それを簡単に許す新聞なら要りません。政治家も楽でしょう。
そんな政治でよければ誰でもできます。
多くの選択肢を用意して、その中からより良い政策を選んで実行する。
それこそが本当の政治ではないでしょうか。

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2007年9月17日 (月)

脱税は安倍氏だけの問題か

自民党の総裁選がたけなわで、福田康夫氏と麻生太郎氏があちこちのテレビに出まくっています。最近はテレビも新聞も彼らの話題ばかりです。それでも現在の総裁は安倍晋三氏です。彼は今何をしているのでしょうか。入院していることになっていますが、マスコミはほとんど取り上げません。
まだ彼が総理大臣なのですが。

その安倍氏が辞任したのは、この記事が原因ではないかと言われた週刊現代の記事を読みました。相続税を脱税したのではないかという疑惑の記事ですが、読後の感想としては、いくつかの原因の一つかもしれないという感じです。

記事によりますと、安倍晋三氏の父の晋太郎氏は、自らの政治団体に6億円以上の個人献金をしていました。
1991年5月に晋太郎氏は亡くなりますが、1990年末の時点で、政治団体が66団体で繰越金が合計で約6億7千万円あり、それを晋三氏が引き継いだということです。

財務省主税局の相続税担当の幹部によると、政治団体に個人献金した資金が使われずに相続されれば、それは相続税法上の課税対象資産に該当するとのことです。
つまり、晋三氏が相続した繰越金のうち個人献金の分が6億円だとすれば、税率50%として3億円の相続税が収められていないことになります。

相続税の脱税の時効は最大で7年とのことですが、これまで1億円以上の脱税は、政治家でも逮捕されてきたとのことです。それだけ重大な犯罪ではありますが、国税庁も見逃していますし、既に時効になっています。

この疑惑は確かに安倍首相の辞任の一因かもしれませんが、これだけで辞めたとも思えません。
「国税庁も見逃していて時効になった。支払う義務はなかったが、3億円を支払った。全く問題ない。」
このように居直りそうです。


この記事を読んであらためて思うのは、これは安倍氏だけなのかということと、なぜ国税庁が見逃したのかということです。
調べれば簡単に分かりそうにも思います。
そして、政治団体を利用した相続税の脱税は、他の世襲議員は問題ないのでしょうか。
そのあたり、週刊現代はもちろん、他の週刊誌にも期待したいものです。

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2007年9月15日 (土)

光市母子殺害事件関連のブログ

8月9日に 「週刊ポスト」に敬意を表す という記事を書きました。この時に取り上げた週刊ポストの記事は、光市母子殺害事件の被告人を精神鑑定した精神科の医師のインタビューです。
私もこの記事を読むまでは事件についてテレビ報道以上のことは知りませんでしたので、弁護団に対する不信感があり、この事件の報道は見たくもないという気がしていました。

しかしこの記事を読んだ後、私が思ったのは、今までの自分はこの事件について、ほとんど何も知らなかったということです。これまでの裁判の流れ、被告がどんな人間か、弁護団の主張などほどんど知りませんでした。
そして、それは他の多くの方々も同じなのではないかと思い、ブログで記事を取り上げたわけです。

私がブログで紹介したところで大したことはないのですが、思いがけず kojitakenの日記 と 村野瀬玲奈の秘書課広報室 で取り上げていただき、おかげさまでこの日の記事には今でも毎日、数多くのアクセスがあります。

その後、この事件をめぐっては、橋下徹弁護士がテレビで弁護団に対しての懲戒請求を呼びかけた結果、4000件以上もの懲戒請求があったこと、それに対して、逆に弁護団の一部から橋下弁護士が訴えられたことなどが話題になりました。
こちらはテレビなどでも流される情報ですが、ネットにはそれ以上に知っておくべき大切な情報がたくさんあります。


この事件に関して、マスコミでは流されない情報を得られるブログを紹介します。

必読なのが 言ノ葉工房 です。
大変良くまとめられていて、関連ブログが多数紹介されています。

以下は、弁護士のブログです。今枝弁護士は実際に懲戒請求されました。
弁護士・人間・今枝仁 
弁護士のため息 
津久井進の弁護士ノート 
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士


橋下弁護士は、世間の誤解を解くためには弁護士に説明責任があると主張しています。しかし、本来それはマスコミの役割であり、弁護士の業務ではないはずです。
それでも、この事件の弁護団は結構説明しているようです。
ただ、マスコミがその情報を流さない以上、情報は自分で探す必要があります。そのために以上のブログは大変有用であると思います。

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2007年9月14日 (金)

総裁選が長すぎる

自民党の総裁選をめぐる動きが慌しくなってきました。同時にほぼ結果が見えてしまいました。額賀氏は立候補を断念し、麻生氏を支持する派閥は麻生派だけという状況になっています。
次期総裁は福田氏で決まりのようです。


党内に福田康夫元官房長官支持の空気が広がる中、町村派は14日午前、都内のホテルで前日に引き続き総会を開いた。派閥会長の町村信孝外相を始め、笑顔が目立った。当の福田氏は午前11時10分ごろ、右手をポケットに入れながら登場、無表情で入室した。

町村氏に続いてマイクを握った福田氏は「わずか一昨日の昼から始まったこと。正直、こんなことになるとは夢にも思わなかった」。会場は大きな拍手に包まれた。

麻生氏支持グループは午前11時から会合を開いた。福田氏有利が伝えられる中、若手議員の一人は「人気のある麻生太郎幹事長を派閥の話し合いで引きずり下ろそうとしている」と危機感をにじませた。「国民は、昔の自民党に戻るのではと心配している」。山口俊一衆院議員は「国会議員の一人ひとりの良識と、地方に期待したい」と語った。

麻生氏の登場は会合が始まって約15分たってから。議員らはイスから立ち上がって出迎えた。

一方、額賀福志郎財務相が総裁選に意欲を示していた津島派は、派内の意見が分かれて迷走を続けた。午前中は、なお額賀氏を推す議員らが国会周辺のホテルなどに三々五々集まって作戦会議。最終的な意志を確かめに財務省に走る議員もいたが、結局、額賀氏は立候補を断念した。

[2007年9月14日13時45分 asahi.com]


昨日までは、麻生氏が有力ということでしたが、一夜にして今日はもう福田氏で決まりというような情勢です。
結局、麻生氏では安倍政権のイメージが残ってしまうし、幹事長として少しやり過ぎて敵を作ってしまったことで、反麻生の流れを生んでしまいました。

一方福田氏は、もともと森元首相がずっと推していた人ですし、安倍政権で非主流派となっていた派閥が乗り、そこに反麻生の人々などが結集した結果、麻生派以外ほとんど集まってしまいました。

次期総裁のもとでは衆議院の総選挙が行われることが予想されます。今の選挙制度では党執行部の力が強いですから、非主流派でいることは自分の選挙が苦しくなります。立候補すらできなくなるかもしれません。
国会議員にとっては選挙が一番大事ですから、勝ち馬に乗っておこうと考えれば、最大派閥が候補者を出すならば、それに乗るのが一番安心です。

麻生氏は、「政策論争もしないで話し合いで決まっていいのか」と疑問を呈しています。それも正論です。ただ、自民党とはそういう政党です。極論すれば、政策などどうでもいいのです。政権にしがみつければいいわけです。総裁も誰でもいいのでしょうが、今回の麻生氏はちょっと嫌われてしまったようです。

総裁選では、国民に投票権があるわけでもないのに街頭演説も予定されています。ほぼ結果が分かっているにもかかわらず、あと10日近くも自民党の総裁選を見させられることになります。

自民党の皆さん、国会が開会中なのですが。

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2007年9月13日 (木)

自民党に政権担当能力はあるのか

安倍首相が入院しました。閣僚の身体検査は済んでいたのですが、総理自身の検査はまだだったようで、胃腸の機能に異常が見られ、少なくとも3~4日の入院が必要とのことです。
しかし、その間に首相の臨時代理を置くことについて、与謝野官房長官は「聞いていない」と言っています。


安倍首相は13日午前、体調不良のため東京都新宿区の慶応大学病院を訪れて検査を受け、入院することになった。病院側は記者会見で、首相の状態について、胃腸の機能に異常が生じていると発表し、入院を勧めたことを明らかにした。

病院側の説明によると、首相は数カ月で体重が5キロ程度減り、「全身的に非常に衰弱している」という。また、3、4日の入院が必要との見通しを示した。

与謝野官房長官は「医師の判断では(首相は)疲労がピークに達しており、設備が整った所で検査が必要だという判断だった」としたうえで、首相の臨時代理を置くことについては「聞いていない」と語った。

与謝野長官は12日の会見で、首相が辞任する理由に体調の悪化を挙げていた。首相周辺によると、首相は可能なら、13日午後の自民党両院議員総会には出席したい意向を示していたという。

[2007年9月13日14時19分 asahi.com]


体調不良が辞任の原因であるなら、昨日の辞任会見の際に言えばよかったし、もしくは会見もせずに救急車で入院してしまえば、少しは同情する声もあったでしょう。
少なくとも昨日の意味不明の会見を開くよりは良かったと思います。

それよりも問題なのは、首相の臨時代理を置かないということです。つまり安倍首相は辞意を表明したにもかかわらず、入院中も首相であり、次が決まるまで続けることになるようです。その間に何か緊急事態でもあったらどうするのでしょうか。
国のことを思えばさっさと代理を立てて辞めるべきでしょう。
さすがに、なかなかの愛国者です。

一方、党内では総裁選に向けて動いています。
当初、執行部は14日告示、19日投開票の日程を示していました。しかし、選挙期間が短いとの声があり、結局23日投開票に落ち着いたようです。

麻生幹事長は、国会開会中なので自分たちの選挙にあまり時間はかけられないと言っていました。それは正論なのですが、早く選挙をした方が自分に有利だとの思惑もあるようです。
また、突然の選挙ですから、時間をかけたいという人たちの気持ちも分かります。
ただ、自らが日程を決めた臨時国会を空転させ、あれだけ重要だと言っていた「テロ特措法」の延長もそっちのけで、総裁選を行う自民党という政党も安倍氏と一緒に入院でもした方が良さそうです。

そもそも参議院選挙に惨敗した直後に総裁選をやっていれば、8月中1カ月使えたわけですから。その後に臨時国会を召集すれば、「テロ特措法」も問題なく延長できました。
確かに、強引な続投や突然の辞任は安倍首相に責任があります。
しかし、一年前に安倍氏を総裁に選んだのは自民党の人たちです。そしてこの人たちは今、国会の開会中に総裁選を始めて、税金を無駄にしています。
それに関して、国民に対する謝罪の声はほとんど聞こえてきません。

マスコミはよく「民主党に政権担当能力はあるのか」と言います。
私は最近つくづく思います。

「自民党にできることは、誰でもできる。」

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2007年9月12日 (水)

致命傷は宗教か

安倍首相が辞めました。政治に空白を作ってはならないということで、強引に続投したにもかかわらず、自らの突然の辞任で政治の空白を作ってしまいました。この人を3文字で表すと「無責任」でしょうか。少なくとも国民のことは頭に入ってないですね。

理由ついては、民主党の小沢党首に党首会談を拒否された。その結果として、テロ特措法の延長が非常に厳しくなったので、ここは新しい総理のもとでテロとの戦いを続けて行かなければならないなどと、良く分からない理屈を述べていました。

いずれにしろ、国民生活にあまり関係のない政策ばかりに熱心で、強行採決を繰り返し、その上とんでもない時期に辞任する。最後まで民主主義国の首相とは思えない、ワガママ総理でした。この人を一年間支持していた方、御苦労さまでした。

それにしても何故このタイミングで辞任するのでしょうか。本人はテロ特措法が厳しい状況になったから、と言っています。それでも今後国会でどのようになるか分かりませんので、いよいよダメとなってからでも遅くはないわけです。それ以外には、本人の健康問題などもいわれています。

日本の総理大臣は誰が決めているのでしょうか。
安倍首相は先の参議院選挙で惨敗した時には、いち早く続投を表明していました。しかし最近、テロ特措法による自衛隊の給油活動が続けられなければ辞任する、というようなことを言っていました。つまり、対米協力できなくなれば辞めるしかないということです。
結局、米国の支持を失えば総理の座にはいられないわけです。

先ほど、ラジオで勝谷誠彦氏が話していました。
明日発売の週刊誌に、安倍首相に関する記事が載るそうです。それは宗教に関係するものだそうです。それが米国にも知られ辞めざるを得なくなったのではないか。
あくまでも想像の域を出ませんが、そんな理由でもなければ今日辞任する意味が分かりません。

安倍首相は当初から思想や宗教の面で米国政府に警戒されていたという説もあります。
また、以前から週刊誌では宗教に関する疑惑が取りざたされていました。
本人も一切触れない、日本のマスコミも全く取り上げないこういう理由が案外真実かもしれません。

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2007年9月11日 (火)

痴漢報道の危うさ

最近痴漢の報道を良く目にします。以前より件数が増加しているのかどうかは分かりませんが、女性が泣き寝入りしなくなったのが大きいと思います。反面、痴漢冤罪が問題になりつつあります。被害者の主張だけで現行犯で逮捕されますので、間違いも起きやすいわけです。

エコノミストの植草一秀氏が現在もその痴漢容疑で裁判中です。彼は、りそな銀行に関する疑惑を追及したのではめられた、と言われています。今のところ真偽のほどは明らかではありませんが、その可能性も考えられます。でっち上げやすい犯罪でもありますし。
被害者の狂言、勘違いだけでなく、犯人を取り違えたりして冤罪になるケースなどいろいろあるでしょう。
いずれにしても、逮捕された人は大変なことになります。


電車内で高校2年の女子生徒に痴漢をしたとして埼玉県迷惑防止条例違反の現行犯で逮捕された国士舘大非常勤講師の野村高将さん(34)について、さいたま地検が嫌疑不十分で不起訴処分にしていたことが6日、分かった。

埼玉県警大宮署は野村さんが8月20日夜、JR埼京線の電車内で隣に立っていた女子生徒の体を触り、生徒と乗客が取り押さえたと発表。野村さんは否認していた。

野村さんは取材に対し「電車でうとうとしていたら、生徒に『痴漢したでしょ』と言われた。状況が分からなかった。8月31日に釈放された」と話した。

[2007年9月6日21時50分 nikkansports.com]


この記事からしますと、野村さんは否認していたにもかかわらず、被害者?の女子高生の証言だけで、11日間も勾留されていたわけです。
そして、おそらくこのニュースは警察が自ら発表したのではなく、どこかが調べて6日後に分かったものと思われます。

次の記事は少し品がないですが、これも微妙な事件です。


JR西日本の社員が阪急電鉄の電車の中で女性に下半身を露出して見せたとして公然わいせつの疑いで9日までに、兵庫県警宝塚署に逮捕された。

現行犯で逮捕されたのはJR西日本社員 I 容疑者(50)。調べによると、 I 容疑者は8日午後9時55分ごろ、阪急電鉄宝塚線の梅田発宝塚行き急行電車内の十三~豊中間で、座席に座っていた女性(34)の前に立ち、ズボンのファスナーを下げ、おもむろにイチモツを露出した。ファスナーを下げるときは無言だったという。当時、車内は満員ではないが、空いている座席はなく、立っている人も多い状態だった。先頭車両から2両目に乗車していた女性は乗務員が2人いた運転席へ行き、通報。運転していなかった乗務員が“開チン”現場へ駆けつけると、 I 容疑者がその場にいたため、取り押さえた。

 I 容疑者は雲雀丘花屋敷駅(兵庫県宝塚市)で宝塚署員に引き渡され、公然わいせつの現行犯で逮捕された。

調べに対し、 I 容疑者は「認識がない」と容疑を否認している。酒に酔っていたという。 I 容疑者は同県西宮市生瀬武庫川町に住んでおり、最寄りの駅はJR宝塚線「生瀬」。阪急宝塚線とJR宝塚線は途中から平行して走っているが、大阪を起点にした場合、帰宅するにはJR宝塚線を利用したほうが便利。帰宅する方向は合っているが、なぜ I 容疑者が阪急電鉄を利用したのかは不明。しかも競合するライバル社の車内での“開チン”。同署は詳しいいきさつを調べている。

[2007年9月10日10時0分 日刊スポーツ]


こちらも容疑者は否認しています。被害者が何かと見間違えたかもしれません。こういう場合に決め手となるのは目撃証言ですから、女性が目撃したというものの特徴を述べ、検証するくらいしかないでしょう。笑い話のようですが、特徴がはっきりしているといいのですが‥‥。
「ファスナーを下げるときは無言だったという」これは何のための情報でしょうか、よく分かりません。

そんなことはともかくとして、この記事はほとんど警察発表のままだと思いますが、この記事で問題だと感じたのは容疑者の勤務先が書かれ、住所も町名まで書かれ、実際の記事では実名まで書かれていることです。
先の記事の例にもあるように、痴漢の事件は冤罪も多いですし、容疑者が否認している段階でここまで発表してしまうのはどうなのでしょうか。

皆様もご用心下さい。

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2007年9月10日 (月)

抑止効果は測れない

先月、愛知県でインターネットで知り合った3人の男が帰宅途中の女性を殺害した事件がありました。私は8月27日に 人命より尊いものはない で取り上げましたが、8月28日には産経新聞の産経抄というコラムがこの事件を扱っています。少し長くなりますが全文を転載します。


本日のテーマは、内閣改造で決まりのはずだったが、書かずにはいられない。名古屋市の住宅街で、男3人が見ず知らずの31歳の女性を拉致し、金を奪って殺害、岐阜県の山林に遺体を捨てた事件のことだ。

▼女性が自宅を間近にして、 ミニバンに引きずりこまれたのは24日の午後10時ごろ。夜遊びしていたわけではない。普段は午後7時半ごろ帰宅しているが、この日はたまたま午後からの仕事でおそくなっていた。幼いころ父親と死別し、母親との2人暮らしだった。

▼囲碁が趣味で、読書や料理も好きだった。「母のために家を建てたい」と将来の夢を語り、結婚話が進んでいた、と報じる新聞もあった。殺される何のいわれもない。それどころか、周囲の人たちが幸せを願わずにはいられない、親孝行に励む知的でまじめな娘さんの姿が目に浮かぶ。

▼だから余計に「金を奪うなら力のない女の方が狙いやすい」とうそぶいて、その通り実行した男たちに怒りがこみ上げてくる。か弱い女性の両手首に手錠をかけ、顔に粘着テープを巻いて身動きできないようにして、ハンマーでめった打ちにするなんて。

▼一人では何もできない人間に限って、群れると残酷なことをしでかすものだ。見知らぬ人の善意や知恵を結びつけるインターネットは、同時に悪人の連携を促し、犯行をエスカレートさせることもある。恐ろしい世の中になった。

▼事件発覚のきっかけは、男の1人が、愛知県警にかけた電話だった。罪の重さに耐えかねたというより、「死刑が怖かった」かららしい。身勝手きわまる言い分だが、その後も繰り返されたかもしれない凶行を、「死刑」が抑止したともいえる。死刑廃止論者たちはこの言葉をどう聞くだろうか。

[2007年8月28日 産経新聞]


犯人のうち1人の男が「死刑が怖い」という理由で自首しました。だから、死刑に抑止力があると言いたいようです。
私はすべて刑罰はどのようなものであろうと、それなりに抑止力はあると思います。
ですから、死刑にも当然ある程度の抑止力を認めます。

一方、本日9月10日、ある事件の初公判がありました。


京都府長岡京市の主婦岩井順子(よりこ)さん(57)と神奈川県相模原市の無職加藤順一さん(72)が1月に相次ぎ殺害され、現金などが奪われた事件で、2人の親族で強盗殺人罪に問われている住所不定、無職松村恭造被告(26)の初公判が10日、京都地裁(増田耕児裁判長)であった。松村被告は「2人を殺したことは認める。ただし、金取り目的は否定する」と述べ、起訴事実を一部否認した。動機については、自らの自殺願望に触れ「どうせ死ぬなら恨みのあるやつを殺して死のうとした」などと語った。

松村被告は罪状認否で「何年も前から人生が楽しいとは思えなく、破滅、自分の死を望む気持ちがあった」と説明。岩井さんを殺害した理由については「ひどい侮辱を受けたのを恨みに思っていた」などとした。岩井さんを殺害後に自殺を試みたが果たせず、「勘定あわせにさらに人を殺してやる」と考え、加藤さんを殺すことを決意したと述べた。

同被告は陳述の最後に「人殺しを2件も冷静に完遂した。自分で自分をほめてあげたい。被害者の冥福を祈る気持ちは全くない」とさえ語った。

[2007年9月10日 asahi.com]


この被告に対する判決は、おそらく死刑でしょう。被告もそれを望んでいるようです。
また、以前大阪で小学校を襲った男がいました。彼は、「道連れは一人でも多い方がいい」「幼稚園を襲えばもっと殺せた」などと言っていたといいます。
これらの犯人は死刑になることを自覚して(むしろ望んで)、犯行に及んでいますから、当然彼らに対しては死刑は抑止効果を持たなかったわけです。むしろ逆効果だったかもしれません。

結局、死刑の抑止効果はその時々、その犯人による、ということでしょう。
実際に、冒頭の愛知県の事件にしても、3人のうち1人が自首しただけですし、それも被害者が出てからのことです。被害者やその遺族からすれば、死刑の抑止効果があったと言われても虚しいだけでしょう。
また、殺人に対する予防という観点から見ると、死刑に抑止効果があれば事件が起きませんから、その効果のほどを証明することはできません。


産経
抄の筆者は被害者を、「殺される何のいわれもない。それどころか、周囲の人たちが幸せを願わずにはいられない、親孝行に励む知的でまじめな娘さん」と表しています。
もちろん、このような素晴らしい女性が
殺されていいはずはありません。
ただ、殺されるいわれがないのは、親不孝な娘だろうと、身寄りのないホームレスだろうと同じことです。
殺されていい人命などありません。

世の中のほとんどの人は死刑制度の存否にかかわらず、殺人を犯すことはないでしょう。

いかなる理由があろうと人の命を奪ってはいけないと、全ての人が認識することしか殺人を予防することはできないと、私は考えます。

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2007年9月 7日 (金)

タイトルは宣戦布告

時の流れは速いもので、4月の都知事選挙からもう5か月も経ちました。その間、都政に関するニュースと言えば、猪瀬直樹氏が副知事に就任したことくらいだったでしょうか。
そして、先ほど久しぶりに石原都知事の姿をニュースで見かけました。
都知事選の際に公約の一つとして掲げた政策をやらないそうです。


東京都は、低所得者の住民税(都民税)を一部免除する独自の減税策について、実施を断念する方針を固めた。

この減税策は、今年4月の都知事選で石原慎太郎知事の掲げた公約の一つ。生活保護を受ける人と所得がほぼ同水準の人を対象に、都民税の所得割り部分を全額免除するとしていた。

都が検討した結果、 (1)免除額は、1世帯当たり最大で年1万9000円、平均すると月数百円程度で、減税効果が小さい (2)所得を基準にした場合、低所得ながら貯金などの資産を持つ人を除外できない-----などの問題点が浮上した。今後は税制以外の分野で、来年度から独自の就労支援や資金貸し付けなど低所得者を救済する施策を検討する。

[2007年9月7日14時33分 読売新聞]


これは、選挙が危ないと感じていた石原陣営が60万人に対する、50億円の減税策として訴えていた政策ですが、ニッケイによりますと、当初から都庁内では効果を疑問視する声があったそうですから、予定通りなのかもしれません。

先ほどのニュースで、この件を都民に対してどう説明するのか問われた石原氏は、「もっといい政策をやるんだから、結果を見てくれ」と、逆切れしながら答えていました。
選挙の公約で、「反省すべきは反省し」と言っていたと思いますが、やはり相変わらずでした。

石原氏にとって、選挙の公約などは所詮その程度のものでしょうが、ほかにどのような公約があったのか気になり、初めて石原氏の公式サイトというものを覘いてみました。
もう忘れていましたが、女優の藤原紀香さんや水泳の北島康介選手なども応援していたのですね。そんなことを思い出しました。
東京再起動。8つのプログラムとして公約も書かれていますが、ここでは公約には触れません。興味のある方はどうぞ
石原慎太郎公式サイト

このサイトには、時事川柳などもあります。
あまり私の趣味には合わなかったようですが。
そして、何といっても、一番インパクトがあるのは、やはりそのタイトルでしょう。

「宣戦布告」

変わりませんね、この人は。

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2007年9月 6日 (木)

こういう時こそ第三者機関

私はまだ見ていませんが、暴露男が寝顔写真まで公開したそうです。国会議員になると、そんなものまで公開されなければならないのですかね。プライバシーとか良いのでしょうか?
それでもそんな話題がかすんでしまうほど、このところ毎日「政治とカネ」の問題で大変です。
正直な話、この問題も良く分かりません。

遠藤前農水大臣が辞任した翌日の読売新聞の記事から紹介します。


安倍首相は内閣改造時の記者会見で「政治とカネ」の問題が発覚し、十分な説明ができない場合は(内閣を)去ってもらう」と述べ、それを実践した形だ。ただ、問題発覚後、遠藤武彦農相に対し、首相官邸側が詳細に事情聴取した形跡はない。

共に「政治とカネ」の問題が発覚した2人の政府高官のうち、坂本由紀子外務政務官は辞職、岩城光英官房副長官は続投となった「基準」も分かりづらい。世論や民主党の反発を恐れ、「臭いものにフタをする」とばかりに、閣僚らの首を検証もなく次々切るだけでは、政治不信を逆に助長しかねない。

[2007年9月4日 読売新聞]


辞めた閣僚がいます。自殺した人もいます(理由が「政治とカネ」かどうかは不明ですが)。居座っている人もいます。玉沢元農相は離党しました。
それぞれ事情も違えば、役職も違いますから、身の処し方が違うこともあるでしょうが、それにしても基準が分かりません。
一方では、政治資金収支報告書の訂正だけで済ます人もいるわけです。

基準はおそらく自民党の方々にも分からないのでしょう。
それに何処が悪いのかすらも分からなくなっているのかもしれません。
不正受給をしている補助金交付団体のトップである遠藤氏を、補助金を出す側のトップに据えるほど政治的センスのない人たちですから。
そして、後任の若林農相にも同じような問題が浮上しています。

個人的には、法律上問題がなければ役職を辞める必要はないと思います。
道義上、倫理上など、いろいろ言われることはありますが、やはり基準は法律に求めるべきだと考えます。そうでないとやはり、あいまいな基準になってしまうでしょう。
添付する領収書の問題は後でもいいですから(大事なことではありますが)、まずは違法と合法に明確なラインを引くことが急がれるべきです。

ただ、国会議員に自分たちに関係する法律を作らせると、ろくなものを作りません。
そこで、こういう時こそ安倍首相の大好きな第三者機関の出番です。
安倍首相は、これまで、結論が決まっているにもかかわらず、公平さを装うために第三者機関を使っていましたが、本来はこういう場面で活躍してもらうべきものでしょう。

自分たちでは決められないのですから。

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2007年9月 5日 (水)

舛添大臣は一生懸命やっている

安倍改造内閣の中で舛添厚生労働大臣の評判が良いようです。
彼が良く口にするフレーズに「一生懸命やっています」というものがあります。
国民の代表ですから、一生懸命お仕事をしていただくのは当然ですが、私としては、優先順位なども考慮してやっていただきたいと思います。
あまり急がないことは、そんなに一生懸命にやらなくてもいいですよ。


「横領したような連中はきちんと牢屋に入ってもらいます。今からでも刑事告発してやろうかと思って」。社会保険庁や市区町村の職員が過去に年金保険料や給付などを計3億4000万円着服していた問題で、舛添厚生労働相は4日の閣議後の記者会見で怒りをぶちまけた。横領職員らの処分状況調査の徹底も指示した。

社保庁職員による横領が判明したのは50件、1億4000万円あまりに達したが、刑事告発したのは27件にとどまる。舛添氏によると、処分の公表を始めた98年以降の20件はすべて刑事告発したが、それ以前は十分な資料も残っていないという。「ひどい話。めちゃくちゃなんです。私がそのとき大臣だったら、もっと厳しく処分していただろう」と述べ、97年以前の処分状況の調査を指示した。

[2007年9月5日0時10分 asahi.com]

社保庁職員による横領が50件、1億4000万円というのはかなり少ないような気がします。
それはともかく、舛添大臣のご立腹はもっともですが、97年以前の処分状況を調べてどうするのでしょうか。
業務上横領の時効は7年らしいですよ。
これはゆっくりやりましょう。
それよりも、年金積立金の現状を知りたいのですが。150兆円あると言われていますが本当なのでしょうか。
何処にあるのですか。これを調べて公表しませんか。

社保庁以外にも悪役らしきものが、舛添大臣にとって良いタイミングで登場しました。


厚生労働省の松嶋賢前九州厚生局長(59)が在職中、大阪府枚方市の社会福祉法人「枚方療育園」の山西悦郎前理事長(80)から高級車や現金を受け取っていた問題で、舛添要一厚労相は4日、閣議後の会見で、「(職務)権限を持つ部局にいた職員ひとりひとりから聞き取りをしている」と述べ、前局長が担当職員に口利きしていなかったか調べていることを明らかにした。

厚労相によると、同法人に施設の改築費や増築費として国の補助金が交付された平成14~16年当時、松嶋前局長は社会・援護局に在籍していたが、担当外で職務権限はなかったという。

だが一方で、舛添厚労相は「当時職務権限を持っていた後輩や同僚に対して『口利きしてくれ』と影響力を行使しなかったかどうか。そういう事実があれば非常に重大」と語った。

その上で、「まだ少し細かい調査をしている。お金を送った側の調査もしないといけない。現役の場合に見合うぐらい厳しい処分を考えている」とも述べた。

[2007年9月5日4時16分 sankei.web]


舛添大臣の言う厳しい処分とは、まさか「戒告」ではないでしょうね。
それとも「免職」ですか。この方は、既に辞めていますが。

それよりもここで重要なのは、職務権限の問題です。
これまで贈収賄では本人に職務権限があるかどうかが問題とされてきましたが、これが今回舛添大臣が言うように、職務権限を持つ後輩や同僚に対する口利きまで問題だ、となるとかなり範囲が広がります。

この基準でいきますと、松嶋氏の責任は問えるかもしれません。
同時に、国から補助金を受けている団体から献金を受け取っている政治家も、職務権限がなくても口利きしていればアウトであれば、族議員などはほぼ全員引っかかってしまうようにも思いますが。
自民党の皆さんは大丈夫なのでしょうか。

舛添大臣、それなりに一生懸命やってください。

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2007年9月 4日 (火)

首相の命運を握るのは

来週から開かれる予定の臨時国会で最大の焦点になると言われているのが、テロ特措法の延長問題です。
週末に、このテロ特措法によりインド洋に派遣されている自衛隊による給油のうち、約85%がイラク戦争に使われているという情報が流れました。
これにより民主党の延長反対の姿勢がより強固なものとなるのは必至で、安倍政権にとってはさらにピンチになりました。

こういう状況の中で、新しい防衛大臣は次のように述べています。


高村防衛相は3日、都内で開かれた内外ニュース主催の講演会で、テロ対策特別措置法の延長問題について「(インド洋での海上自衛隊の給油活動が)続けられる方向になるのであれば、極端に言えば、野党の要求を、どんなことでも、聞いていく」と述べ、野党の主張に柔軟に対応する考えを示した。

[2007年9月4日 読売新聞]


これまでの経緯から、アメリカが日本のテロ特措法の延長を望んでいることは明らかですが、高村防衛相の発言からは、日本政府も何が何でも延長するつもりのようです。
それでは、日本政府はなぜそこまで延長したがるのでしょうか。
よく聞く理由が「延長しないと日米関係が悪化する」というものです。

実際に日米関係が悪化するかどうかは分かりませんが、テロ特措法を延長しないと何が起こるかを考えておくことは必要でしょう。
それに関しては、中曽根元首相が麻生幹事長と会談し、次のように述べています。


中曽根元首相は3日、就任あいさつに訪れた自民党の麻生太郎幹事長と会談した。10日召集の臨時国会で焦点となるテロ対策特別措置法の延長問題について、中曽根氏は「内閣の死命を制する重大問題。懇切丁寧に意を尽くして妥協を図るべきだ」と強調。延長反対を鮮明にしている民主党の理解を得るため、党と内閣が一体となって「国家的な危機の状態を突破して」と訴えた。

[2007年9月3日20時25分 asahi.com]


中曽根元首相も民主党と妥協して延長するようにと訴えていますが、延長によって日本にどんなメリットがあるのかは分かりません。
ただ、国家的な危機の状態であり、内閣の死命を制する重大問題だと認識しています。
どうやら、日本が得るものははっきりしないけれども、延長しないと安倍内閣が終わってしまうことだけは確実なようです。

安倍首相は7月の参議院選挙で大敗しても首相の座に居座り続けましたが、臨時国会でテロ特措法を延長できないと、首相を続けることはできなくなるのでしょう。
そのため政府を挙げて、何が何でも延長を目指すわけです。

結局明らかなのは、現在、日本の首相を決めているのは日本の国民ではない、ということでしょうか。

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2007年9月 3日 (月)

大臣給与は税金の無駄か

藤農水大臣が辞職しました。在任期間は8日で、歴代2番目の短命大臣だということです。
後任は若林前環境兼農水大臣に決まりました。8日後に復帰したのですから、留任したようなものです。
ますます、安倍改造内閣は人心一新には程遠いものになってきました。
ほとんど安倍首相のためだけの「再チャレンジ内閣」と言えそうです。

遠藤氏をめぐっては、自ら組合長を務める「置賜(おきたま)農業共済組合」(山形県米沢市)が加入者を水増しするなどして、農業災害補償法に基づく共済掛け金115万円を国から不正に受給していたことが3年前には発覚していて、遠藤氏自身もこの事実を把握していたことを認めていました。

遠藤氏は農水省から補助金を受け取る立場の組織の組合長を務めているということです。また、上部団体の山形県農業共済組合連合会会長理事、全国農業共済協会理事も務めています。
いわゆる農水族議員です。
そもそもこのような利害関係者を農水大臣に任命することがいかがなものでしょうか。

農水大臣は農水行政に詳しい人がなるのが良いとは思いますが、補助金を受ける側の人が出す側も兼ねるというのはまずいでしょう。
こういうことを一切考慮しないというのが、いかにも自民党らしいと言えば、らしいのですが。

この115万円の不正受給は会計検査院により3年前に見つかったのですが、これはおそらく多くの不正受給のうちのごく一部にすぎないでしょう。
これに関して民主党の菅代表代行は「ここ10年、20年の会計検査院の指摘をもう一度全部洗い直し、税金の無駄を究明したい。自民党の長年の政権運営が生み出している問題の氷山の一角だ」と語っています。
これはいわば詐欺ですし、税金の無駄使いですから、今後の追及に期待したいところです。

税金の無駄使いと言えば、大臣の給与はどうでしょうか。

8月22日の記事 親方は日の丸に限る の中で、7月29日に当選した新人議員の7月分の給与が日割りではなく、1ヶ月分全額支給されると書きました。
今回辞任した遠藤農水大臣の給与はどうなるのでしょうか。
こういうことは発表されないからか、ネットで調べても分からないので、私が勝手に想像してみます。

遠藤氏は8月27日から9月3日まで農水大臣でした。
8月は5日間、9月は3日間です。
新人議員の例からしますと、8月は1ヶ月分大臣としての給与を受け取ったのでしょう。
また、9月も1ヶ月分大臣としての給与を受け取るものと考えられます。
もしそうなら、8日間で実質何もしていない大臣が、2ヶ月大臣として働いたのと同じことになります。
これもまた税金の無駄使いといえそうです。

実際のところ確認はできていませんが、議員や大臣の給与を日割りで計算すれば、かなりの税金が浮くのではないかと思います。

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2007年9月 2日 (日)

ヤワラカイ ブログを目指して

わが弱小ブログも開設以来2万アクセスが近づいております。これもひとえにアクセスして下さる皆様と、いつまでも居座る安倍首相のおかげと感謝致しております。
いつもありがとうございます。
またお時間のある方は、たまにはトラックバック、コメントやランキング投票など、ぜひ何か足跡を残して行って下さい。


トラックバックもコメントも原則として全てを公開にしています。
但し、公開することが適当でないと思われるものは、後に非公開にする場合もあります。
とにかく何か足跡を残していただけると励みになります。

昨日は政治以外の記事を書きました。このブログは政治専用と決めているわけではないので、これからも書きたいものを書いていこうと思っています。
改めまして、これからもよろしくお願い致します。


さて、昨日アクセス解析でリンク元を見ていましたら、見慣れないものがあったので、行ってみました。そこには私の記事についても書かれていました。
私は記事を引用していただいたり、批判されたりすることは一向に構わないと思っていますが、事実と異なることを書かれるのは正直に言ってムッとくるものです


◆ 光市母子殺人事件に関する週刊ポストの記事を取り上げたが、「きっこのブログ」記事に触れず。
 # 次の2つのブログとも「きっこの日記」で取り上げられたことでアクセス急増を喜んでいた過去がある。「きっこのブログ」記事を知らないとは言わせない。

そもそも どーなの?: 「週刊ポスト」に敬意を表す

http://somosomo.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/eeeeeee.html 

(この記事は現在は削除されています)

この記事は「きっこのブログ」できっこさんが「少年法を廃止しろ」とか「死刑廃止論を廃止しろ」などと述べていることに対して、私が触れないことを言われているようです。
これに関しては、3点ほど述べておきます。

一つ目は私が「週刊ポスト」の記事を書いたのは、「きっこのブログ」の当該記事よりも前だということです。

二つ目はきっこさんが少年法や死刑に対してどのような考えをお持ちだとしても、それは彼女の自由だということです。それに対して私はとやかくいう立場にはありません。
ちなみに私の死刑に対する考えは、以下の記事で表明しています。

死刑の代わりに懲役60年
人命より尊いものはない

三つ目にこのブログが「きっこのブログ」で紹介されたことは、残念ながらございません。
少なくとも私は確認できていません。
つまり太字の部分には誤解があります。

まあこれも、弱小ブログなりの有名税のようなものでしょうか。


政治関係のブログは難解な言葉が飛び交い、そこに集まる人々は皆さん熱い方ばかりです。
ただこのブログでは、これからも一般の人々が不思議に感じる「どーして?」を、なるべくヤワラカイ方向で考えていきたいと思っています。
それ以上の難しいことはできませんので。

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2007年9月 1日 (土)

この秋はオフコースを聴こうかな

先日ラジオを聴いていると柳原可奈子というタレントがオフコースの「Yes‐No」という曲が流れた後「いい曲ですね」と感想を言っていました。それを聞いて、その番組の司会者のTOKIOのリーダー城島茂が「初めて聴いたん?有名な曲やで。」とホリにそっくりな関西弁で驚いていました。

1986年生まれの柳原さんがこの曲を知らないのももっともな話ですが、城島氏同様私も自分の年齢をつくづく感じてしまいました。
というのも、若いころオフコースの音楽をよく聴いていたからです。その中でも「Yes‐No」という曲はオフコースのグループとしての集大成ともいえる曲だと思っています。

オフコースはあまりマスコミに登場することがなかったので、知らない方も多いと思いますが、小田和正という名前は今では結構知られているかもしれません。
現在放映中のNHKの連続テレビ小説「どんど晴れ」や、フジテレビの月9ドラマ「ファースト・キス」の主題歌を歌っているのが小田和正です。彼は今月の20日で60歳を迎えますが、今でも独特のボーイソプラノで頑張っています。
その小田和正と鈴木康博(こちらも現役です)が主要なメンバーとして活躍していたのがオフコースというグループです。
(詳細はこちらで⇒オフコース

初期のオフコースは二人のハーモニーと甘い歌詞が特に女性を魅了していました。もともとフォークから始まったグループですが「愛の唄」などを主に歌っていたためか、彼らの音楽を「軟弱だ」と批判する声もありました。
当時も今も軟弱な私はオフコースの隠れファンとして彼らの曲をひそかに聴いていましたが、このころはまだ、知る人ぞ知るというグループでした。

その後5人のグループとなり、1979年に発売した「さよなら」という曲でブレイクします。
ただ、好きなアーティストがブレイクするのは微妙な気分で、かえってそれ以前の曲に想い入れが深くなり、「さよなら」の直前に発売された「Three and Two」というアルバムが個人的には彼らの最高傑作だと思っています。
このアルバムで5人のオフコースとして完成した、という感じがします。

このころになると、サウンドも厚みを増していてロック色が強くなり、軟弱さはあまり感じられません。
このあと「Yes‐No」、「言葉にできない」などの曲を発表して彼らは一旦解散します。

オフコースにはそれほどの大ヒット曲はありませんが、アルバムが売れるグループとして有名でした。
また、最近の小田和正の曲はメロディーが複雑で難しいものが多いですが、オフコース時代の曲は特に初期の曲ほど、覚えやすいシンプルな曲が多いです。
季節で言いますと、チューブや杉山清貴など夏に聴きたいアーティストがいます。その点、オフコースの曲はこれからの秋から冬にかけての時季が似合います。

若者の曲についていけなくなってから、かなりの年月が経ちました。
今年の秋は久々にオフコースでも聴きながら、古き良き時代を偲びたいと思う今日この頃です。

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