成長の先にあるものは
怖いもの見たさで自民党のホームページを見てみました。多くのブロガーが指摘している通り選挙期間中にもかかわらず、毎日更新しているようです。その点はともかくとして、経済に関する安倍首相の演説を見つけました。
以下に引用します。
安倍晋三総裁は19日、宮崎・鹿児島両県の3カ所で街頭演説を行った。
安倍総裁は、人口が減少しても生産性の向上と、“オープン”と“イノベーション”の姿勢で経済成長を続けていく「新経済成長戦略」を進めていく決意を示し、経済成長の果実を地域、家計に拡大していく姿勢をあらためて強調した。また、「民主党は、経済を成長させていこうということは全く言っていないし、そのプランもない」とわが党との違いを指摘。政局混乱によって経済が停滞した1990年代を引き合いに、「せっかく地域に経済成長の果実が広がろうとしている流れがくじかれ、また経済の停滞を招いてしまう」と述べた。
鹿児島市の会場にはこれまでの街頭演説で最多の約9000人の聴衆が集まり、大勢の人が安倍総裁に握手を求めた。
安倍首相は「地域に経済成長の果実が広がろうとしている」と、認識しているようです。どこをどのように見れば、そう思えるのでしょうか。 経済成長の指標としてのGDPと、景気を表わす指標として消費のデータを紹介します。
GDP 実質成長率 前期比
2003年度 2.1%
2004年度 2.0%
2005年度 2.4%
2006年度 2.1%
消費 消費支出 前期比
2003年度 -0.2%
2004年度 -0.2%
2005年度 -1.4%
2006年度 -1.2%
以上のようにGDPを見れば、この国は成長しています。しかし、消費はずっとマイナスです。 要するに、外国の好景気と円安で輸出が好調なのであり、国内の景気は良くないのです。そして消費が伸びないのは、個人の収入が減っているか、税金や社会保険料の負担が増え、可処分所得が減ったためと考えるのが普通でしょう。または金持ち優遇政策の結果、消費に回るべきお金が貯蓄や投資に向かっていることもあると思われます。
もし今回の参議院選挙で与党が勝つようなことがあれば、消費税が上がるでしょう。その上、年金保険料はこの先も数年上がり続けることが決まっています。そういう状況の中で、何も手を打たなければ国内の景気が良くなることは期待できません。
安倍首相によると、「民主党は、経済を成長させていこうということは全く言っていないし、そのプランもない」と言っています。
私は逆に、「自民党は成長はいうけれども、国内の消費については、言わないしプランもないしやる気もない」と思います。
与党であれば、やる気さえあればできることはかなりあるはずです。
安倍首相によれば、自民党の政策によってこの国は成長し続けているということです。しかし、多くの国民にとって、より重要なのは経済の成長よりも、自分自身の生活です。
今、この国には自殺する人、破産する人、餓死する人がかなりの数います。
成長の先には明るい未来があるのでしょうか。
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コメント
TB有難うございます
今日は、なぜか何回TB送ってもエラーになります。? 明日、又試してみます^^
投稿: タマ | 2007年7月23日 (月) 23時07分