ミサイルを撃ち落とす?
小泉前首相の得意技は丸投げでした。その相手は、有識者会議と言われるものです。安倍首相も会議はお好きのようで、あちこちに会議を作っています。ただ、前首相とは得意技が違うので、すべてに口を出さないと気が済まないようです。「私の内閣」としては当然のことなのでしょうが。
その有識者会議の一つに「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」というものがあります。この会議は、憲法解釈上禁じられている集団的自衛権の行使を改憲せずに、解釈の見直しにより容認することを目指して設けられたものです。今秋までに報告をまとめる方針とのことですが、メンバーの顔ぶれからみて、最初から結論ありきの会議だと言われています。
この会議での具体的な研究事例は以下の四つが挙げられています。つまり、以下の行為を解釈で合憲にしてしまおう、ということです。
- 公海上で自衛艦と並走中の米艦船が攻撃された際の反撃
- 第三国が発射し、米国を狙った弾道ミサイルに対するミサイル防衛システムでの迎撃
- 国連平和維持活動(PKO)で、任務遂行への妨害を排除するための武器使用
- 一緒にPKO活動に参加している他国への武器輸送などの後方支援
この中の
2. 第三国が発射し、米国を狙った弾道ミサイルに
対するミサイル防衛システムでの迎撃
について有識者に代わって無識者?の私が考えてみました。
そして、結論が出ました。
これは憲法問題をこえている
思うに、今の世界情勢からして、第三国がアメリカを狙ってミサイルを発射するような状況になったら、その時は日本だけではなく、人類の終わりを覚悟しなければならないのではないか。そのような戦争の中では、「なんでもあり」で合憲・違憲の区別はナンセンスでしょう。
そもそも、アメリカに向かうミサイルはアメリカが撃ち落とせばいいわけで。
仮に、技術的にも憲法上もアメリカに向かうミサイルを日本が撃ち落とせるとします。すると相手は、アメリカと同時に日本も狙うのが当然ですね。つまり人を助ける前に自分が危ない訳です。「美しい国」がボコボコになるかもしれません。
平和な時に様々な事態を想定して対策を練ることも必要です。しかし、我々は現実の世界の中で生きているのです。ゲームのようにリセットはできないのですよ。
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