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2007年6月29日 (金)

強行採決の彼方に

猪瀬直樹氏が東京都の副知事に就任しました。早くも4年後の都知事は猪瀬氏だ、という噂もあるとか。それはともかく、猪瀬氏と言えば、何といっても道路公団の民営化が思い出されます。

私は、道路の問題も今の年金の問題と同様の原因から起きたと思います。
原因の一つは、巨額の収入があり、そこに利権が生まれるということです。
もう一つは、問題が明るみに出るのが、かなり先のことになるということです。
つまり、しばらくの間は、うまくいっているように見えるわけです。

高速道路は、建設にかかった費用を回収した後は無料になるはずでした。ところが、これを当面は特別措置法で延期し、いよいよ怪しくなってくると今度は民営化を打ち出します。
最初の約束は反故にして、永遠に料金を取り続けるわけです。

年金も同じですね。最初の頃は収入ばかりですから、何の問題も明るみに出ません。徐々に支払いが増えてくると、年金財政が苦しいからと値上げをします。そして最後は、民営化のようなものに逃げ込みます。

これらはどちらも政治の失敗だと思うのですが、問題が長期にわたることもあり、誰もはっきりとした責任を取りません。
この国は、戦後ずっとこうした無責任政治が行われて来たように思います。

今、国会では、さまざまな法案が当然のように強行採決されています。
法案の内容は、細部を第三者機関に任せるような、かなりアバウトなものもあるようです。
圧倒的多数を握っている与党が強行採決をすること自体論外です。
しかし、それよりも問題なのは、いいかげんな法律を作り、その結果失敗に終わっても何の責任も問わない、この国の国民ではないでしょうか。

安倍政権は、怪しげな法案を次々に強行採決しています。
民主主義の敵ともいえます。
また、その結果がどのようになろうとも、一切責任など取らないでしょう。

このような政治をいつまで続けるのか。
その決定権は、今のところは国民にあります。
ただ、永遠の権利であるかどうかは、わかりません。
それを決めるのも、国民である、ということでしょうか。

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